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私はフェミニスト臨時休業したって、夢物語(笑)みたいな理想を目指すのは辞めない。
以前マッチングアプリで「私はデミロマンティックです、デミロマンティックに理解のある人と出会いたいです」とプロフィールに書いて活動する実験をしていた私は、今度... -
タフじゃないけど闘ってる、そんな自分を認めたい
自分が家よりも学校の方が居心地が良かった人間なので、そこで辛うじて命が繋がれていた実感があるが故に、教職に興味があった。子ども達の居場所や生きる希望を作りた... -
ピンクとブルーに分けられた社会で、私は。
ジェンダー規範に適合できずに周囲の環境とぶつかることがある。 例えば割り当てられた性別が女性でかつ髪型が短めのツーブロックだったりソフトモヒカンとかだったりす... -
女体として自分がコンテンツ化してる気がしてしんどい。
私はマッチングアプリでの運がない。徹底的にヤリモクに当たるし、慎重に3ヶ月メッセージのやり取りをして「この人は違うだろう」と思って会ったらヤリモクだった。執念... -
あなたの「孫娘」にはならない
サニタリーボックスの蓋を外すと、あのなんとも形容し難いむわりとした臭いが鼻腔をついた。ぼくは思わず顔を顰め、この陰気で暗鬱な作業をさっさと終わらせるべく、満... -
性自認を探す旅。しかもなんか一回わかったら終わりじゃなくてずっと変化し続けるかもしれなくて。
どうやら自分はトランスジェンダーだったらしい、という事に最近気付いた。 ノンバイナリーだとはなんとなく思っていたが、自分にとって自分は一貫性がある存在だったの... -
陰日向
職場 真夏でもクーラーのない仕事場に,アラ還の母が発つ。ふいに「今日はパートの人たちで工場のトイレ掃除やんなきゃいけない」って言った。「給料でる?」「出るわ... -
女の子に擬態していた「女の子」、目覚める
22歳の秋。最近になってようやく自分がノンバイナリーのトランスジェンダーだと気がついた。 気付いた途端、それまでの事に納得した。 気付くまでは、ほら今だって履歴... -
「私が婚活に疲弊したわけ」
婚活は就活みたいなものだと言われる。就活のお祈りメールなんてまだ祈ってくれるんだから良いわ!ともコンマ1秒は思ってしまう程の怒涛のサイレントなCO(カットアウト... -
「普通」の狂っている人間 ―『僕の狂ったフェミ彼女』―
注意:この記事は小説『僕の狂ったフェミ彼女』のネタバレを含みます。 『僕の狂ったフェミ彼女』 SNS上で話題になっている時に、『僕の狂ったフェミ彼女』を読んだ。『... -
フェミニズムと私
1.夏 母親との旅行の帰りに「お前らだけ楽しんでんじゃねえよ」って電話が父親から来てた(と母親から後から聞かされた)。ゆっくり朝ごはん食べてたら父親が机を殴って... -
ノンバイナリー。社会に見事にないことにされ過ぎて死にたくさせられている
死にたくないのに、死にそうにさせられている 死にたくない、という言葉が頭に浮かぶ。偶にじゃない、結構頻繁に。 死にたくない、死にたくないのに、死にそうにさせら... -
客体化について
1.領域 私はフェミニズムを研究分野としている。フェミニズムは学問領域である以上に一生活者の“視座”なのだと思う。だから,社会や生活から形作られて社会や生活へ... -
「何故女性はミソジニストになってしまうのか」
私はもみじ饅頭の県の山奥から、阪神タイガースな県へ大学進学で出てきた。大学生の頃私は男嫌いだった。そして同時にミソジニストだった。男が嫌いで舐められたくなか... -
ノブレスオブリージュ
学者という立場においてフェミニズムすることには,経験的な知識以上に学問的知見に依拠できる,という意義があるのであろう。また,文脈を踏まえたメッセージを提示... -
視座(フェミニズム批評)
文学と文化・社会との関係は,「文学は文化・社会につれ文化・社会は文学につれ」と言えよう。例えば,孝経の「孝莫大于严父,威父莫大於配天」という一文を私はあく...