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「異性愛」じゃないのに絶対にそう見えてる

恋人を恋人という事に対して多少の躊躇があった。

恋人って言っても「そっか~つまり彼氏/彼女だね?」と勝手に変換されてしまいかねないので、なんかもう何も説明したくない。無言で察してください。
なんだろう、彼氏彼女という言葉が使われると、彼女らしい彼女や彼氏らしい彼氏にならなければいけないような気がしていて居心地が悪く感じてしまう。

そもそも私は彼「女」ではないので、呼ばれるなら恋人とかパートナーとか言う言葉が一番しっくり来るのだが、まだそういった言葉がポピュラーに使われている訳ではないので変に「意識高い」とか思われるのも嫌だな……と変な社会への阿り方をしてしまう。しなくていいのに。

まだまだ社会でのシスヘテロラブしか認めないようなあり方に居心地の悪さを感じていて、異性愛という言葉はシスヘテロの恋愛しか想定していないし、例えばノンバイナリーとシス男性という組み合わせは一ミリも想定していないのだろうし。

でも周囲からは異性愛カップルとして見られるので。見事に無視されてるなあと思うのであった。

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このエッセイを書いた人

they/them ノンバイナリー。はっぴーくぃあぎゃる。

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