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ほしいろといき
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『性犯罪被害にあうということ』 を読んで、、

当サイトの管理人、如月こゆかです。

そろそろ、、このサイトを立ち上げた理由を語っていこうかなと思ってます。

複数の理由が重なっているのですが、、

元々、中学3年生くらいの頃から、、ジェンダーという言葉が世間で浸透する、はるか前から、そういう話題に関心がありました。同性婚は賛成だけど日本にはないってどうなのとかね。

ジェンダーの話題はたくさんありますが、その中でもとくに気になったのは日々、ニュースで流れる、性犯罪です、聞くだけで非常に辛いと感じてました。ボクは自分ごとのように想像して思い詰めるタイプなので精神状態も悪化するんですよね。

女性に対して冷たい社会だなと思うようになりました。

ある日、本屋で、小林美佳さんの著書『性犯罪被害にあうということ』 を見つけました。なんとなく大事な内容な気がして、買って、読んでみたんです。

その悲劇性も去ることながら、
どうして、こんなことが起きているのか、
どうして、周りの人はそんな対応をしてしまうのか、
色々と思うところがありました。

>被害者に対して視線を向けるときのほんの入り口として、読んでほしい。知ってほしいだけなのだ。<略>
>「理解」 これが、私が願うたったひとつの、とても強力な被害者への支援である。大切なのは、制度でも警察でも支援団体でもお金でも復讐でもない。近くにいる人の支えや理解なのだ。

という記述は強く印象に残りました。
(※制度等を否定する文意ではないです)

これはすごくわかるところです。周りの人は、相手を”理解”することはすっ飛ばしてしまう。一気にコミュニケーションしようとしたり。自分の言いたいことを言い切ろうとしたり。気持ちや状況といったものを考慮しないとか。

とくに男性だったりすると無闇矢鱈に「こうすれば解決できるよ」と”知識を提供”するなどアドバイスしてしまうのは多々見かけますよね。何で被害者の負担、また増やしてるの?おかしくない?下手するとセカンドなんとかになりかねません。

まず最初に相手のことを考えなきゃ、ですよ。。
相手の目線に合わせて対応しなきゃですよね。
機械的に「これが解決案です」ではなく、人間性が求められているんだと思う。

……なんて感想を抱きました。

それで、、
何日後か何週間後か、、

読んだ後に、こういう本があるんだけどって知り合いの”リベラル”と称する男性に教えたんです。
そしたら「その本、知ってるよ」と一言、返されて、「それで?」みたいなニュアンスの反応をされました。読んでるわけではないようでした。
もういいかな、と思って、それ以上、その話はしませんでした。

そのとき、ボクは、大事な内容が書かれているのに、どうして反応が薄いんだろうと、ガッカシしました。性犯罪問題への世間の関心ってこんなものか、とね。。

、、それから何年もの月日が経過しました。

その間も様々な出来事がありました。
外から声が聴こえて…聴きたくない音

それもあり、ボクはあの本のことを忘れることもなく、頭の片隅に留めていました。
Kindle版をまた買ったりして、読み直してました。

私たちの社会は以前と何か変わったのだろうか?
それとも変わっていない?
だとしたらどうすればいいだろうか?
…なんてことを考えるようになったり。。

ともかく、そうやって、
少しずつ、少しずつ、
どうしよ、どうしよって、
思うようになってきました。

そんな感じで、、
小林美佳さんの著書がひとつのキッカケになって、
なんとか入り口に立って、進まなきゃって。
ボクはそういう心境になってきたのでした。

(また今度のエッセイにつづく)

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このエッセイを書いた人

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