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外から声が聴こえて…

<この記事は性暴力に関して扱っています。ご自身の状態に注意してご覧ください。>

それは夕方から夜になる頃だったか、、

自宅にいた時、外から女性を叫び声、悲鳴が聞こえました。
「やめてください!やめてください!」というような感じで。。

急いで外に出ました!

すでに暗くてよく見えなかったので、
大声で「どこですか!?」と聞くと、
「こっち!」というような返事が来ました。

声の聞こえた場所に向かいました。
すると道路の端に女性の人、おそらく中学生の人が座り込んでいました。
犯人はボクが来る時に逃げてしまいました。

周りの家の住民も3人、来ました。
少し上の世代の女性と、若い女性とその夫の男性でした。
被害を受けた女性に話を聞くのは女性2人任せました。
すぐに警察を呼び、パトカーが来て、警察に事情を話しました。

その日は、ボクは本当に心身不安になって、寒気がして、寝るに寝れなかったです。

何日か経った後、自宅にいたらピンポーンとブザーが鳴りました。
誰だろうと思って玄関のドアを開けたら、そこには被害を受けた女性とその親がいました。他の住民からボクの住所を聞いて訪ねてきたとのでした。わざわざボクに感謝するようなことを言いに来てくれたのでした。

しかも、でっかい正方形の包を渡されました。何だこれっと思ったのですが、中身は大量のお菓子でした。さすがにこれ貰っていいのか?という気もしたのですが貰ってしまいました。最初は断ったのですが話の流れ的にこうなってしまって。。

そんなやり取りをしたのですが。ボクは被害を受けた女性にどう話しかければいいのか?とか全くわからなくて・・・。ボクはどういうふうに言えばいいのかわからず、上手くメッセージとして伝えられなかったことが心残りに感じました。

この話を周りの人に話したりもしたのだけど、真面目な話と受け取ってくれなくて。。それが残念でした。

過去を思い返してみると、身の回りだけでも、似たような事件ってたくさん起きていたなと、あらためて気づきました。痴漢に遭ったという女性、痴漢に遭った女性の声を聞いたと軽口で言っておきながらすぐに話を変えてしまう男性、性暴力をしたと平然と話してる職場の男性……。意識してスルーしてたわけではないのです。ただ”無意識に耳を防いでいた”というような感覚です。

ボクはあの中学生に気づかされたと解釈しました。
このままではまずい、と。
声をあげなきゃいけない、と。
このサイトを立ち上げた理由のひとつです。

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このエッセイを書いた人

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